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毎日の暮らしをより上質するために整理が出来ること


by 石橋陽子

整理収納は、認知症になった時の為の自分と家族への贈り物

ご訪問頂き、有難うございます。

ニチイ学館介護初任者研修講師で、整理収納コーチの石橋陽子です。

今日は、介護の現場で大事にされているその人らしさと、物との関係について

お話をさせて頂きたいと思います。

2025年団塊世代の方が、75歳以上の後期高齢者になり、認知症の人で、介護が必要になる人は

高齢者の5人に1人と言われています。

今年は2016年です。あと、9年で、その時はやってきます。

自分が認知症になったら、家族が認知症になったら、と考えたことは有りますか?

認知症になったら、全てがわからなくなるわけではなく、感情の部分はしっかり残ると言われています。

その人らしさは、ずっと認知症になっても、生き続けていくのです。

では、認知症になった時の、自分と、あるいは家族の為に今から備えておくことが

有るのです。

それは、自分のお気に入りの物の整理です。

認知症になる前から、60年間以上ずっとすぐあなたの近くにあるなじみのモノ達。

それらは、あなたと家族が認知症になった時も、あなたと家族を支えてくれる、心の支えに

なるでしょう。

すでにやめてしまった、趣味のモノも、あなたの大事な支援になります。

例えば

・釣りが好きな人は、釣り道具を整理して、眺めて楽しめるように、ご準備を。

・読書がすきな方は、好きなお気に入りの本を

・編み物や、洋裁が好きな方は、布や、毛糸、関連する本など道具を整理して

・押し花が好きな人は、草花や、関連する雑誌などの整理

・車が好きな人は、車の本や、雑誌、関連する物を整理して

・新聞の切り抜きがずっと趣味の人は、切り抜きを整理して。

例え、そのものが出来なくても良いんです。本が読めなくても、本を持って、眺めているだけで、

心が落ち着いてくるのです。

あなたを落ち着かせてくれるものは、何ですか?

使わなくなった物を捨てるのではなく、活かす方法が有ります。

あなたの人生の歴史を大事に少しずつ、とっておき、その時の為に準備を
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しておきましょう。
by seiridaisuki | 2016-10-07 06:09 | 介護と整理収納